性に関するスラングや表現を集めた辞書と言えば『官能小説用語表現辞典』(ちくま文庫)が知られていますが、江戸時代を中心にさらに幅広い年代の性用語を収めたのが『いろごと辞典』(角川ソフィア文庫)です。『いろごと辞典』表紙(画像:Amazonより)遠回しがむしろ艶めかしい。「桃と桜のすもう」とは…?『いろごと辞典』をパラパラとめくってゆくと、「直截的であるよりも、間接的な表現のほうが美しい」という日本の美意識