“思い出”はときに、“ガラクタ”に変わる。ガラクタに満ちた部屋で、足を取られ、何度も何度もつまずいて、サヨナラを決意する。捨てて、捨てて、まだ捨てて、ようやく手に入る幸せがある。合言葉は、ひとつだけ。「それ、あなたの明日に必要ですか?」◆徳重雅矢は、お片づけのプロ。カリスマ整理収納アドバイザーだ。“お片づけコンシェルジュ”を名乗る雅矢は、新人アシスタントの樋口美桜とともに、まるで魔法のように依頼人