いわゆる「変形労働時間制」の適用が無効だった場合、残業代の計算はどうなるのかが争われた裁判で、画期的な判決が出た。羽田空港につとめる全日空の関係者を送迎するハイヤー会社の従業員3人が、未払い残業代(割増賃金)と付加金の支払いをもとめた訴訟の判決で、東京地裁(伊藤由紀子裁判長)は6月25日、原告側の主張を認め、会社側に対して、未払い残業代計1453万8323円・付加金計1300万209円全額の支払いを命じた。●「変形