東武20050型の引退で首都圏から多扉車が消えた(筆者撮影)日本が人口減少時代を迎え、さらに最近では新型コロナウイルスの流行で、時差通勤やテレワークの推進が叫ばれているものの、相変わらず通勤ラッシュは存在する。鉄道事業者としても数々の打開策を講じているが、その一つとしてドアの数を増やした電車(車両)を導入した時期があった。ドアの数を増やした電車は「多扉車」などと呼ばれ、主にバブル景気の時代に首都圏の鉄