凶作の続く北朝鮮の食糧事情は深刻さを増している。ここ数年、前年の収穫が底を付き食べ物がなくなる春窮期の訪れが早くなっており、平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、「絶糧世帯」が例年より早く、4〜5月には2〜3割、多ければ半数に達しかねないと伝えている。そんな中、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の補給を担当する後方局が4月から半年間、軍官(将校)に1ヶ月毎に配給する食糧を10日分、つまり3分の1に減らせ