ザミ川に残る泰緬鉄道の橋脚と橋台(筆者撮影)ミッドウェー海戦の大敗で制海権を失った日本軍は1943年10月、ビルマ(現ミャンマー)への補給路を確保するため、タイ・ノンプラドックとビルマ・タンビュザヤを結ぶ全長415?区間の鉄道を、1年3カ月の突貫工事で開通した。両国名の漢字表記から「泰緬(たいめん)鉄道」といわれるが、今もミャンマーやタイ、欧米では「Death Railway」(死の鉄道)の名の方が通りがよい。工事に駆り