新年を迎え、一年の健康や願い事成就を祈念して神社やお寺に参詣する。初詣は古くから続く日本の良き伝統文化──と思いきや、実はそうではなかった。歴史作家の島崎晋氏が解説する。***とある深夜番組を見ていたところ、花柳界に詳しい作家で、國學院大學客員教授でもある岩下尚史氏が、初詣について語る内容に興味を引かれた。曰く、正月三が日の初詣は明治中期の鉄道会社が集客のために発案した「創られた伝統」で