「藪漕ぎ」という行為をご存知だろうか。山野を歩くとき、森林の中では木々の間を縫うようにして歩く。そこが背の低い草地なら草を踏みしめて歩くことができるので、それほど苦労はいらない。しかし、高さ2メートル程度のススキやササが生い茂る藪の中を歩くのは、実はもっともやっかいだ。こうした草の群落は、人が歩ける歩幅も確保できないほどに密生している。その中を歩くには、これらの丈の高い草を「掻き分けて」進む必