プロ野球の名監督、野村克也。84年の人生を振り返ると「嫉妬にまみれていた」。幼少期の劣等感、そしてノムさんが嫉妬した男とは。■海水入り酒瓶で素振りユニフォームも買えず「嫉妬」とはつまり「やきもち」のことだろう。最近ではやきもち妬く相手もいなくなったが、若い頃はずいぶんと妬いた。育ちからして他人を羨まざるをえない。思えば俺の人生、嫉妬にまみれていた。野村克也氏俺が3歳の頃に親父が戦争で死んで、そこから