−女なんて、どうせ金を持ってる男が好きなんだろ−そんな風に思うようになったのは、いつからだっただろう。慶應義塾大学入学とともに東京に住み始めた翔太は、晴れて慶應ボーイとなるも庶民とセレブの壁に撃沈。さらには付き合い始めた1歳年上の女子大生・花純が、お金持ちのおじさんに群がるいわゆるビッチだったことが判明。その悔しさを就職活動に向け大手総合商社の内定を勝ち取るが、若手商社マンの現実は、夢見ていたもの