年金が年々減少し、税金や社会保険料の負担率は増加。親世代で家計破綻寸前の世帯も少なくない(写真:Fast&Slow/PIXTA)「高齢夫婦無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は5万円」――。金融庁金融審議会市場ワーキング・グループの報告書で示された試算の根拠は家計調査年報の数字にあります。2017年の数字によると、高齢夫婦無職世帯の実収入は20万9198円。これに対して実支出は26万3718円で、5万4520円の赤字になり