国立天文台は7月24日、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡を使った観測によって、恒星が誕生するのに必要な高密度ガス雲が非常に少ないことが判明したと発表しました。銀河には「分子雲」と呼ばれるガスの雲(集まり)があちこちに存在しています。ガス雲の密度は一定ではなく、密度の低い場所と高い場所が入り混じっています。高密度のガス雲はやがて星形成領域となり、ここから新しい恒星が誕生することになります。