住み始めて1年ながら、久保竜彦さんは、すっかり山口県の港町・室積に馴染んでいる。ビーチサンダルで歩き回り、釣り糸をたらし、近くのイタリア料理屋で親しくなったシェフと言葉をかわす。室積の人々がこのサッカー元日本代表を温かく迎え入れていることがよくわかる。漁船の脇に立てば、もう、何十年もこの土地で暮らす漁師にしか見えない……。インタビュー最終回は、現役引退を決断したあのころと、これからの人生を語る。