巨大な数多く星が散りばめられたこの天体は、1887年にアメリカの天文学者ルイス・スイフトによって発見された矮小銀河「IC 10」です。カシオペヤ座の方向220万光年先に位置しており、局部銀河群に属しています。この天体の注目すべき点は、規模の小さい矮小銀河でありながらも星形成の材料となる低温の水素ガスが豊富に供給されているため、太陽の10倍以上の質量を持つ大質量星を次々と生み出していることです。また、活発な星形成