車が走ることを支える、陰の存在こそがタイヤだ。シトロエンの柔らかな走りが生み出されたのは、ミシュランがあってこそだったといえるだろう。奇妙に聞こえるかもしれないが、シトロエンでは「サスペンション設計担当責任者」のことを「リエゾン・オ・ソル責任者」と呼ぶ。「liaison au sol」とは直訳すれば「地面との関係」のことで、他のフランス車メーカーも用いる定型の言い方だし、シャシーと路面の間にある懸架装置を指すが