地球の生命は、はじめ海で誕生したと言われている。もっとも近年では異説もあるがそれは置いておき、とまれ生命の進化が海で始まったとすれば、生命が陸へと上がるのが「一大事業」であったのと同じく、魚が淡水に適応するのも結構な難事だったと考えられる。今回紹介する研究は、魚が淡水すなわち川や湖に進出するに当たって鍵となった遺伝子が発見された、というものだ。【こちらも】本来淡水に発生するアオコが塩分を含む湖に