新聞用紙最大手の日本製紙は今年1月、10年ぶりの新聞用紙の値上げを打ち出した(記者撮影)デジタル化とペーパーレスが進み、業績不振にあえぐ製紙会社にとって、久々の福音となるのだろうか。製紙各社は2018年から印刷・情報用紙や段ボール原紙などの値上げに動いている。紙の需要が減少している中での価格引き上げだけに、製紙会社は「背水の陣」の姿勢で臨んでいる。中でも、2008年以来、実に10年ぶりの値上げとなるのが新聞用