<父権主義や人権弾圧、女性器切除を果敢に告発してきたエジプト人作家ナワル・エル・サーダウィの揺るがぬ信念>エジプト人作家ナワル・エル・サーダウィが初めて書いた手紙は神に宛てたものだった。「あなたが公平な神様なら、なぜお母さんをお父さんと対等にしなかったのですか」。7歳のサーダウィは神にそう問い掛けたが、神は返事をくれなかった。9人の子供を育てたサーダウィの母親は45歳の若さで亡くなった。両親の信じるイ