“新型MSCB”。野村證券のホールセール(法人営業)の一角でこう称される、新株予約権を用いた資金調達がにわかに人気を集めている。本誌の調べによると、今年は東証1部上場の繊維機械大手、島精機製作所や、外食チェーングループのヴィア・ホールディングスなど5社がこのスキームでの資金調達を実施した。既に昨年の発行数を上回っている。各社の開示資料は20〜30ページに及び、一般人には複雑怪奇な文字列にも映る長大なもの