日本翻訳大賞の発起人であり、小説家、翻訳家、ミュージシャンなど多岐にわたるジャンルで活躍する西崎憲さんが、今度は自身が責任編集を務める文芸誌を創刊した。その名も『たべるのがおそい』(書肆侃侃房刊)だ。「食べるのが遅い」という個人的な事情をタイトルに据えたこのムックは、静かに、しかし確かに、日本の文芸に対するカウンターともいえるインパクトを残している。◇4月30日、快晴とともにゴールデンウィークの