燃費偽装事件で窮地に陥っていた三菱自動車が、日産の傘下で経営再建を図ることになった。日産にとっては、大きな収穫と言える。ルノー・日産連合の年間販売台数は850万台で、ここに三菱自動車の110万台が加わると960万台となり、1000万台で競い合う世界の3大メーカー、トヨタ自動車、独フォルクスワーゲン、米ゼネラル・モーターズに肉薄できるからだ。それだけではない。日産は、三菱自動車の軽自動車製造のノウハウを吸収