独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が前代未聞の危機に直面している。米国の排ガス規制試験で不正を働いていたことが発覚、事態はマルティン・ヴィンターコーン社長の辞任劇に発展。今年1〜6月の世界販売台数で初の首位に立ったVWの“天下”は、名実共に地に落ちた。(週刊ダイヤモンド編集部池田光史)事態は急展開した。9月23日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマルティン・ヴィンターコーン社長は突如、