与野党の口汚い罵(ののし)り合いと化した安保法制の国会審議で、なぜかスルーされている南シナ海の危機ーー。 だが、この海域はどう見ても、近年の東アジアで最も“有事”に近い状態にある。 今期の通常国会は、集団的自衛権行使の根拠法を含む安保法案の成立に向け、大幅に延長された。ただ、この法案については「ふたつの論点」がごちゃ混ぜに語られているので、国会を見てもメディアを見ても、