これまで下落基調が続いてきた原油価格は、需給改善期待を背景に足元で上昇に転じています。米国原油指標WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は、足元で年初来高値となる1バレル=56米ドル台をつけ、3月中旬につけた約6年ぶりの安値水準、1バレル=43米ドル台から約+30%の急反発を見せています。急速な市況改善の背景には、4月中旬に、原油需給の改善見通しが相次ぎ発表されたことや、米国原油の生産ペースに鈍化