ライブドアニュース - 加部究／Football Weekly

【加部究コラム】もっと多角的な育成を

Fri, 24 Aug 2012 11:14:48 +0900

岡崎慎司がプロ入り後に、清水で元陸上短距離選手の杉本龍勇コーチに指導を受け、見違えるようにスプリント能力が高まったというのは、よく知られる話だ。速く走る能力は、ほぼ遺伝で決まるとの見解もある。もちろんもともと素質のない者が、陸上競技でトップスプリンターになるのは難しいだろう。だが岡崎のケースを見ても、特に陸上競技以外では、正しい動きが出来ないために、十分に資質を生かし切れていない選手が多いように見える。ドイツで最高指導者ライセンス（Ｓ級）を取得し全文
加部究／Football Weekly 08月24日 11時14分

【加部究コラム】ロンドン五輪、大健闘の中で見えた上積み要素

Fri, 10 Aug 2012 17:53:39 +0900

44年前、メキシコ五輪での銅メダル獲得の要因を、海外メディアは次のように報じたそうだ。「日本は最高のコンディションを整え、シンプルな戦術に徹したことが成功に繋がった」釜本邦茂という大会得点王に輝く最高のストライカーを擁し、アシスト役には駿足のドリブラー、杉山隆一がいた。彼ら２人は守備の役割を免除され、逆に他の９人は耐えて２人に繋ぐことを考え続けた。そういう意味では、今回ロンドン五輪の成功も、44年前に通じる部分がある。もちろん当時と比べれば、戦全文
加部究／Football Weekly 08月10日 17時53分

【加部究コラム】ロンドン五輪、大健闘の中で見えた上積み要素

Fri, 10 Aug 2012 15:44:37 +0900

【加部究コラム】U-23日本代表、指針なきままの航海

Thu, 26 Jul 2012 15:55:09 +0900

FC東京のポポビッチ監督が、五輪代表へのバックアップメンバーの帯同に異議を唱えたという。今回は欧州でのテストマッチにバックアップメンバーも加わり、本大会を前に帰国した。だがそうではなくて、もし故障者が出た場合に合流させればいい、というのが同監督の主張である。正論だと思う。Ｗ杯と異なり、五輪の場合は開催中も、国内のリーグ、カップ戦が途切れない。そしてバックアップの４人は、いずれも所属クラブでは重要な戦力になっている。結局個々が良いコンディションを保ち全文
加部究／Football Weekly 07月26日 15時55分

【加部究コラム】異質で新鮮な名古屋のサッカー

Thu, 12 Jul 2012 11:31:18 +0900

夏場が近づき、Ｊリーグでは開幕ダッシュに失敗したＧ大阪を除くＡＣＬ出場組が、徐々に順位を上げてきた。特に好調同士の対戦で、改めて潜在能力の高さを見せつけたのが名古屋だった。国立でのアウェイ戦で、柏を下したストイコビッチ監督は語った。「柏は前年度のチャンピオン。なかでもファンタスティックな中心選手のレアンドロに仕事をさせなかった。これは大きな勝利だし、ようやく開幕を迎えた気分だ」欧州基準で眺めれば、名古屋は実にオーソドックスなサッカーをしてい全文
加部究／Football Weekly 07月12日 11時31分

【加部究コラム】ザック采配の裏に見え隠れする序列

Thu, 14 Jun 2012 12:44:04 +0900

日本はＷ杯最終予選３戦目で初めて難しい状況に直面することになった。アウェイの気候、荒れたピッチ、それに不得意なスタイルである。ブリスベーンは豪州では最も温暖な地だ。豪州は、酷暑のオマーンから戻って日本戦を迎えることを想定し、最も温度差が少ない場所を選んだのかもしれない。だがそれでも試合前日は天候が悪化して気温が低下。日本側では、今野が微熱を出すなど影響が出た。また前日会見で長谷部主将は「荒れたピッチは相手も同じ。それを理由にするのはプロとは言全文
加部究／Football Weekly 06月14日 12時44分

【加部究コラム】オマーン戦で見えた日本代表の確かな進化

Fri, 08 Jun 2012 17:03:03 +0900

本田圭祐が「それぞれが中心選手のつもりで」と話したそうだが、確かに欧州組からは、個で勝負し続ける責任、自信、そして成熟が見て取れた。アゼルバイジャン戦もそうだったが、集まってすぐに試合をしても、それなりにミスなく連動して、ところどころにファンを唸らせるパフォーマンスが表われる。明らかに従来の日本代表に比べ、チームとしてのポテンシャルは底上げされている。そしてザッケローニ監督も、それがわかっていて、対戦相手のオマーンも分析した上で、オーソドック全文
加部究／Football Weekly 06月08日 17時03分

【加部究コラム】香川がドルトムントを去ることのリスク

Mon, 07 May 2012 12:12:17 +0900

どうやら香川真司がドルトムントを去りそうだ。まだ結論はわからないが、ここまでの流れを見ていると濃厚と言える。確かに新しいチャレンジをするならリスクはつきものだ。後から振り返れば、転機を１年先延ばしにしたことで、致命的に暗転してしまった例も数多く見てきた。しかし一方で非常に惜しまれるタイミングでもある。香川にとって、ドルトムントはまさに相思相愛のようなチームだった。互いの間合いを詰め、シュートパスを中心にスピーディーな展開を続けるスタイルの中心全文
加部究／Football Weekly 05月07日 12時12分

【加部究コラム】高齢の下部リーグに未来はあるのか

Tue, 10 Apr 2012 11:53:05 +0900

Ｊ２第６節のベンチ入り平均年齢を探ると、京都、湘南が23歳代で、さらに24歳代の北九州を除く19チームが25歳を超えている。最年長は横浜ＦＣの27.89歳で、なんと三浦知良（45歳）と大久保哲也（32歳）が２トップを組んだ。もちろんＪ２のクラブでも、何人かのベテランが模範的に牽引するのは悪くない。だがベテランの経験に依存するばかりで、上位クラブに売れる選手を育てようとしなければ発展性がない。例えば、昨年のＵ17Ｗ杯で優勝するなど、育成の成果が上がっているメキシコで全文
加部究／Football Weekly 04月10日 11時53分

【加部究コラム】日本と欧州＆南米では異なる″五輪″の認識

Fri, 24 Feb 2012 15:47:23 +0900

最後まで何が起こるかわからないのがサッカーだが、これでほぼロンドン五輪の出場権は確保できたと見て良さそうだ。だが反面、今回の予選はチーム作りの面で、いくつかの課題が浮き彫りになった。前回予選に比べると、この年代でも一気に欧州組が増えた。そしてどこのクラブと交渉しても、招集には応じてもらえないことがわかった。当然である。さすがに欧州のクラブも、シーズン途中で抜けても構わないような選手を、わざわざ日本から獲らない。日本では五輪がワールドカップに次ぐ重全文
加部究／Football Weekly 02月24日 15時47分