日本の小売り各社が、東南アジアで食を前面に出した店舗に力を入れている。訪日客の増加を追い風につなげようと、タイでは「デパ地下」と呼ばれる百貨店の食料品売り場をイメージしたスーパーが登場した。富裕層や中間層の拡大をにらみ、旺盛な消費意欲を取り込む狙いがある。(バンコク支局井戸田崇志)三越伊勢丹