1990年代後半の北朝鮮を襲った未曾有の食糧難「苦難の行軍」。数十万人とも言われる人が餓死し、家族を失った子どもたちは、各地をさまよいながら、物乞いや盗みを働きつつ生き抜いた。そんな彼らを「コチェビ」と呼ぶ。その後の経済復興や当局の収容政策で、コチェビの数は大幅に減ったが、コロナ鎖国下での深刻な経済難で