介護認定調査員をしている40代の女性は仕事柄、多くの要介護者に会う。介護の対処の知識はあったはずだが、いざ実母が要介護状態になるとその対処に苦慮した。日に日に、何もできなくなる親の下の世話もする女性が“心の平穏”を辛うじて保つことができたのは、唯一続けていた「ある趣味」のおかげだった――(後編/全2回