痴漢や万引きを繰り返す人は、なぜ犯罪をやめられないのか。政治社会学者の堀内進之介氏は「両者には共通点がある。それは電車やスーパーなど『自身の役割から降りられる場所』で行為におよび、被害者の感情を都合のいいように解釈していることだ」と指摘する――。※本稿は、堀内進之介『善意という暴力』(幻冬舎新書)の