今年2月にスカパー!Jリーグのオフィシャルサポーター就任が発表された、AKB48のライバルグループ=乃木坂46は、21日のJ1 第7節、NACK5スタジアム大宮で行われた大宮アルディージャ×浦和レッズ戦前にゲスト出演を果たした。

サッカー日本代表としてメキシコ五輪に出場した鈴木良三さんを大伯父に持つ斎藤ちはるや、元プロサッカー選手・宮澤ミシェルさんを父に持つ宮澤成良など、サッカーに所縁のあるメンバーも属する同グループは、左胸に「46」という番号が入ったユニフォーム姿でピッチに姿を表すと、公式応援ソング「左胸の勇気」を披露した。

だが“さいたまダービー”という両軍サポーターがいつも以上に猛り立つ試合前――、乃木坂46は登場時から主に浦和レッズサポーターから大ブーイングを浴びたばかりか、中には14歳のメンバーもいる乃木坂46が公式応援ソングを歌い始めると、同サポーターはチャントや鳴り物で妨害をはじめた。

今回の一件がネット掲示板上で取り上げられると、「レッズはダメだなw」「ブーイングがどうこうよりも、鳴り物まで使って必死にブーイングしてる自分を振り返ってだな 恥ずかしくないのかな?」「中学生相手には可哀想だなw」「相変わらずレッズサポはJリーグのイメージを悪くすることしかしねえなw」といった大人気ないサポーターへの苦言と、「まぁサッカーファンも試合前にこんなの見たくない気持ちもわかるな」「フットボールにかこつけて変な名前の女が宣伝に出てきたらそりゃ叩かれるわ」「スポーツファンってこういうヲタっぽいの嫌悪してるだろ マジでこれ企画したの誰だよ」といった企画自体に対する非難まで様々なコメントが寄せられた。

それでも、一部メディアにコメントした斎藤ちはるは「何も反応がないよりは、反応をもらえただけでうれしかったです」と健気に語り、また、他のメンバーもブログでこの日の日記をアップするも、ブーイングの“ブ”の字にも触れず。若月佑美に至っては「・乃木坂ファミリー以外の人達にどうしたら受け入れてもらえるか。・サッカーファンの方にどうしたら盛り上がってもらえるのか。沢山考えさせられました。沢山学びました」と前向きかつ気丈に綴っており、観戦側と運営側、配慮が足りなかったといわざるを得ない双方の姿ばかりが浮き彫りとなった。