ソフトバンクは8月20日、SIMロック解除の取り扱いルールを(こっそり)更新して、「中古スマホのSIMロック解除」に対応しました。3キャリアで唯一、中古スマホのSIMロック解除に未対応となったauも、9月1日までに対応する方針を示しました。

これにより、たとえば、中古ショップで買ったソフトバンクのiPhoneをSIMロック解除して、ドコモやauのSIMを差して使えるようになります。

中古端末のSIMロック解除対応は、総務省のガイドライン改正による既定路線。このガイドラインは2018年8月に公表されたもので、SIMロック解除関連の新ルール適用は2019年9月1日からとなっていました。この新ルールにNTTドコモは2019年2月にいち早く対応しています。

ソフトバンクは今回、新ガイドライン適用が迫った8月20日にようやく対応。ルール変更について同社は特にリリースもお知らせも出すことなく、SIMロック解除の案内ぺージの記載条件を更新して対応"している"ことを案内しました。なお、ソフトバンクのSIMロック解除はソフトバンクショップ店頭のみでの受付で、手数料(3000円)が発生します。

そして、大手3キャリアで唯一中古端末のSIMロック解除に対応していないことになったauですが、こちらも総務省のガイドラインの施行される9月1日までに対応することを表明しました。

auを運営するKDDI広報はEngadgetの取材に対し「9月のガイドライン規定に従い対応いたします。詳細は弊社の然るべきホームページにて確認頂けるようにいたします」と回答しました。