[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツのベルリン動物園で、オスのキングペンギン2羽が、母親が放棄した卵を温め、「親になる」という長年の野望を果たそうとしている。

同園の広報担当者によると、10歳の「スキッパー」と「ピン」はこれまでも子育ての本能を示しており、石はおろか、魚まで「抱卵」していたという。

前月にキングペンギンの母親が卵を放棄したため、2羽は本物の卵を与えられ、今回のチャンスに飛びついた。

飼育員のノルベルト・ツァーメルさんは「卵を、2羽のうちの一方の前に置くしかなかった。彼はすぐに、何をすべきか分かった。ペンギンの同性カップルに卵を孵化(ふか)させようとしたのは、これが初めてだ」と述べた。

今のところ、「代理母」はうまくいっている。ツァーメルさんは現地紙に対し「2羽とも立派に卵の世話をしている」と語った。野生のキングペンギンは通常、カップルで卵の世話を分担する。

順調にいけば9月初めには、スキッパーとピンは親になる見込みだ。