【東京聯合ニュース】韓国民間シンクタンク、東アジア研究院(EAI)と日本の民間非営利団体「言論NPO」が12日発表した共同調査の結果によると、韓国人の日本に対する好感度が上昇した半面、日本人の韓国に対する好感度は下落したことが分かった。

 

 今回の調査で、日本人に対する印象が「良い」と答えた韓国人は31.7%と、前年の28.3%に比べ3.4ポイント増加した。一方、韓国に対する印象が「良い」と答えた日本人は20.0%で、前年の22.9%から2.9ポイント減少した。

 このような傾向は2013年の第1回調査から続いており、韓国人の日本に対する好感度は6年間で19.5ポイント上昇したが、日本人の韓国に対する好感度は同期間に11.1ポイント下落した。

 歴史問題で解決すべき課題(複数回答)は、韓国人の70.2%が「慰安婦問題」、日本人の55.9%が「日本と歴史問題に対する韓国人の過度な反日行動」と答えた。

 相手国の首脳に対して肯定的な印象を持っていると答えた人は韓国人の3.0%、日本人の2.8%にとどまり、否定的な印象を持っているとした回答者は韓国人の79.3%、日本人の50.8%に上った。

 北朝鮮の非核化実現については韓日ともに否定的な認識が目立ち、韓国人の69.9%、日本人の78.8%が「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の非核化の意志を信じない」と答えた。

 今回の調査は、韓国では5月15〜27日に1008人を対象に、日本では5月18日〜6月2日に1000人を対象に行われた。