いま、新しいスタイルの「髪を切らないヘアサロン」があるのご存知だろうか? そこでは、美容室で当たり前の「カット」と「カラー」は存在しないが、アメリカではすでに人気で、日本でも2号店がオープンし、じわじわとそのユニークなスタイルが浸透しつつある。そんな不思議な店舗の人気の理由に迫るべく、「Jetset(ジェットセット)銀座店」に記者が潜入し、実際に体験してきた。

【写真】”専門店”のシャンプーで頭も心もリフレッシュ

シャンプーは美容室でする時代?NYやLAで大流行の新サービスとは

大きな窓から日差しが入り込む明るい店内に、ブルーを基調とした爽やかな内装。一見するとオシャレなヘアサロン。でも、“シャンプーとヘアセットのみ”というコンセプトの通り、髪を切っているお客さんは一人も見当たらない。「Jetset」が初めてオープンしたのは2014年。広尾に日本初の「シャンプー&ブロー専門店」として開業したのち、2016年に麻布十番に移転。シャンプーとヘアセットをプロに任せる、という新しい美容室の在り方を日本でも提案し、働く女性や主婦を中心に、じわじわと新規ファンを獲得しているとのこと。

実はこのサービス、NYやLAではすでに大流行。シャンプーとブローのみというありそうでなかったスタイルが女性たちの心を掴み、瞬く間に全米に広がったのだとか。若者から年配の方まで、予約が取れないほどの人気ぶりを誇っているそう。

■ 定額制導入でより通いやすく、日常的に使えるヘアサロンに

今回オープンした「Jetset 銀座店」は、新たに導入された月額定額制が最大の特徴。月額1万6000円から、通い放題の3つのコースがメニューに並んでいる。

「いつ行けばいいの?なんて考えずにいつでも気軽に通ってほしい」と話すのは、自身もかつて多忙な生活を送っていた創業者でありCEOのジュリアさん。忙しい毎日に追われ、自分のための時間を持てない女性のために、一度払えば好きなときに通える、定額制プランの導入に踏み切ったという。週2回通えば元が取れる価格設定というのだから、日常的に利用したい人にとってはかなりお得。もちろん、1回利用のビジター料金も用意されているため、とりあえずお試しで使ってみたい人も安心。

■ 洗髪時間は12分! プロの本格シャンプーを体験

さて、記者も実際に新感覚の「シャンプー&ブロー」サービスをいざ体験!入店して簡単なカウンセリングを受けた後は、早速シャンプー台へ。今回体験したのは、一番人気の「JETSETTER plan」。シャンプーとブローで髪を整えるこのコースは、たった30分で完了するのだそう。専門店というだけあって、シャンプーに割く時間はなんと12分! マッサージされるように手のひらで頭全体を揉みこまれ、頭皮のすみずみまで洗髪。

「実は毎日シャンプーしない常連さんも多いんです」とスタッフさん。聞けば、「Jetset」に通い続けていると、皮脂のバランスが整うことにより、2日に1回、3日に1回、とシャンプーの頻度が下がっていくのだとか。会員になるメリットは単に時短の面だけでなく、継続的なヘアケアを行えることにもありそう。

■ 本当に30分で完成!見違えるほどのサラサラ髪に

シャンプーのあまりの気持ちよさにうとうとしながら、続いてはブローに。手際よくドライヤーとクシで整えられていくと、あれよあれよという間にサラサラでまとまりのある髪が鏡の前に。毎日こんなふうにへアセットしてもらえたら、朝の時間も節約できて、かつ最高の一日をスタートできそう。今回は特別にアイロンの仕上げも追加していただけるとのことで、最終的にアレンジを加えて完成。特に大事な日の前は、アイロンも入ったこちらの「JETSETTER PRO plan」もオススメ。

店内ではなんとスパークリングワインのサービスも! お客さんの中には明るいうちから優雅に泡を楽しむ人もいるのだとか。開放感のある店内で丁寧なシャンプーをしてもらった後、銀座の街を見下ろしながら一杯なんて、最高のリフレッシュ空間。休日のお出かけ前にはもちろん、仕事の合間の癒やしスポットとしても使えそう。

■ 目指すは“髪のスタバ”!カフェ感覚で立ち寄れる身近な存在へ

このサービスのすごいところは、施術後の仕上がりはもちろん、翌日の髪の毛のさらつや具合にある。普段なら寝起きはボサボサ、夏場になれば頭皮は汗でジメジメ……なんてこともしばしばだが、そこはプロの力。昨日施してもらったツヤツヤの整った髪の毛と滑らかな指どおりが、再現度も高くそのままに…!この感動がいつでも味わえるのも、定額制で日常使いできる「ブロー&シャンプー専門店」だからこそ。日本でも「シャンプーは美容室で」が常識になっていくのかも、と実感した一日になった。「Jetset」は今回の銀座店を皮切りに、7月頭には早くも青山に3号店をオープン予定。5年以内に100店舗展開を目指しているというのだから、この勢いは侮れない。

「スターバックスのようにフラっと寄ってもらえる、身近な存在になりたい」とオーナーのジュリアさん。面倒な髪のお手入れをプロに任せて、自分の時間を作るもよし。仕事の合間にほっと一息、リフレッシュの場として利用するもよし。日常の隙間で「Jetset」は忙しい女性たちの味方になってくれそう。青のドライヤーの看板を街中のあちこちで見かける将来も、そう遠くないのかも。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)