「安かろう悪かろう」から「高コスパ」へと進化を遂げてきた中国製品。HUAWEI問題をはじめとする米中貿易戦争のあおりで、日本でも再び評判を落としかけているのはもったいないかぎり。今こそフェアに評価したい、中国の良品を厳選して紹介する!

◆ソシャゲ界を中華タイトルが席巻中!

『パズドラ』や『モンスト』が大ヒットを記録してからはや数年。国内のソーシャルゲーム市場は1兆円を突破している。この市場に参入してきたのが「中華ソシャゲ」だ。

「中国メーカーのすごいところは、人海戦術による短期のゲーム開発。大ヒットゲームの後追いタイトルは、国内メーカーよりも速いテンポでリリースされています」(『ゲームラボ』編集長・若尾空氏)

 リリース1周年を迎えた『荒野行動』は日本国内での累計売り上げが約308億円と、今、最も注目される中国発タイトルだ。パソコンで大人気の韓国発バトルロワイヤルゲーム『プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ(PUBG)』と非常によく似ているが、実は本家PUBGを外でも気軽に遊びたいというニーズから誕生したもの。パソコンよりも低スペックなスマホで本家並みの迫力が楽しめる。

「同じく人気タイトルの『アズールレーン』も、コンセプトはあの『艦これ』と同じ。これも、艦これをパソコンだけではなく、どこでも気軽に遊びたいというニーズから誕生したもので、本家もようやく危機感を感じたのか、Androidのみスマホ対応となりました」

 この機動力の高さこそチャイナの真骨頂。さらに、中国では長年、日本のアニメやゲームメーカーの下請けを担ってきたため、日本人にウケるイラストを提供する技術も向上している。下請けに甘んじていた中国メーカーの逆襲が、今本格的に始まろうとしている。

◆日本でも大ヒットした中華ソシャゲ3選

●荒野行動
現在の登録者数は全世界で2億人を突破。’19年にはPlayStation4でも配信を予定している。『進撃の巨人』とコラボしたことで国内での知名度が大幅に向上した

●ドールズフロントライン
’18年8月にリリースされ、事前登録者数が50万人を突破するなど新進気鋭のタイトル。ゲームシステムは『艦これ』だが、擬人化されているのが「銃器」という点に新味が

●アズールレーン
船舶萌え擬人化ゲーム。本家『艦これ』は擬人化キャラを艦娘と呼んでいたが、アズレンも艦娘の呼称を使って問題に。これを逆手に取って新名称の公募を行い、知名度を上げた

【若尾 空氏】
三才ブックスのアングラゲーム雑誌『ゲームラボ』編集長。現在は復刊した同誌の企画を温めている。
― この[チャイニーズ良品]がスゴイ! ―