「まだ正義はなされていない。このお金をもらえるのかは分からないの。彼がまだ訴えるかもしれないし、可能なら彼は払わないでしょう」。

カリアリの裁判所は、サンプドリアFWサミュエル・エトーの元恋人アンナ・バランカさんを再び勝利させた。未納分の45万ユーロ(約6000万円)と毎月1万ユーロ(約130万円)の養育費を支払うように命じたのだ。

だが、アンナさんは『Ansa』で「私が本当に求めているのは、彼と会うことなの。それはずっと求め続けるわ。彼が受け入れるなら、私は喜んである。記者がいてもね」と話している。

エトーがサルデーニャ出身のアンナさんと知り合ったのは、アンナさんがまだ19歳のときだった。その後、エトーはコートジボワール人の女性と結婚し、4人の子供をもうけている。

だが、DNA鑑定の結果、現在12歳になるアニーがエトーの娘と分かり、3000ユーロ(約40万円)の養育費を払い始めた。ところが、その後エトーのサラリーが膨れ上がったため、アンナさんはより多くの養育費を求め始めたのだ。

「娘と娘の将来のための闘い」というアンナさんは、エトーが元々の養育費も支払っていないと訴えている。

「2月から彼は支払うことをやめた。でも、私が新聞で何か書くなら、私にお金をくれるでしょう。彼らは私に関してはしたないことを書いてきた。娘のために、この判決はうれしく思う。彼女のためにしてきたから。でも、落ち着いて暮らすのは簡単じゃないでしょう。彼がまた裁判を起こすかどうかは分からない。でも、少なくとも今は、私も娘も少し息をつくことができる」

「私はお金のためにこの闘いをしているわけじゃない。弁護士たちは、1万ユーロじゃなく、毎月3万ユーロ(約390万円)を求めるように言っていたほどなのよ」