■まずは脱毛症の種類をチェック!

男性の脱毛症:AGA(男性型脱毛症)

頭の前や頭頂が薄くなるのが特徴。男性ホルモンなどの影響で、毛髪自体が細くなってしまうことが薄毛の症状を進行させる原因です。

女性の脱毛症:びまん性脱毛症

毛髪が全体的に薄くなるのが特徴。加齢、ストレス、過度なダイエット、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。

男女共通の脱毛症:円形脱毛症

頭の一部分が円形状に脱毛。主にストレスが原因と考えられています。

このように脱毛症にはさまざまな種類があります。これらの特徴に合わせた、ケアが大切になります。

■脱毛症の薬剤は、どの症状に効く?

現在、脱毛症の薬剤には主に、以下の2種類があります。

・ミノキシジル(市販ではリアップ)

リアップについては毛細血管を拡張させ頭皮の血行を促すとともに、毛母細胞といわれる毛の元になるものに対して直接作用する効果があります。また、男女ともに安全に使用することができます。

・フィナステリド内服(プロペシア)

AGAの原因でもある男性ホルモンを抑制し、脱毛を防ぎます。服用の際は、医師の診察が必要となりますが、利用した90%以上の人に抜け毛の進行抑制・改善がみられたというデータがあるほど、効果は絶大です。ただ、プレペシアは男性しか使用できません。

■まとめ

このように、薬が有効の脱毛症もありますが、円形脱毛症のようにストレスが原因の場合、薬剤だけではなく食生活やライフスタイルにも配慮が必要になります。

(35歳薬剤師/Doctors Me)

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