マイクロソフトはAndroid / iOS / WIndowsのマルチOSに対応した「Universal Mobile Keyboard」を3月6日に国内発売します。コンパクトなキーボードで、付属のカバーはデバイスを立てかけるスタンドとしても利用できます。本体価格は7980円。実機を試した印象をお伝えします。

Universal Mobile Keyboardは、Windows、iOS、Android搭載デバイスに対応した小型キーボード。右上にあるスイッチで簡単に対応OSに応じてモードを切り替えられます。同時接続はBluetooth経由で最大3台まで。バッテリーはmicro USB端子経由の充電式で、平均的な使い方をすれば最大で6か月間動作します。

マイクロソフトの iOS / Android / PC対応小型キーボードUniversal Mobile Keyboard は3月6日発売

手に持ってみると、小型キーボードということで片手で楽に持てます。ただ質量は365gでこれはiPad mini 3の331gより若干重い計算です。

筐体はプラスチックですが、小型キーボードにありがちな安っぽさは微塵も感じません。カバーの表面にはラバー加工が施されており、しっとりした触り心地。Microsoftロゴもシンプルで好印象です。

同梱のカバーは、デバイスを立てかけるスタンドとして利用できます。傾きは2段階で調整可能。立てかけることでノートPCスタイルでタブレットを使えます。

立て掛ける機構はいたってシンプル。デバイス側面をケースにある2つの爪に引っ掛ける方式です。これ以外に支点はないため案外不安定で、ディスプレイを強く押すとデバイスが倒れてしまいます。タッチパネルを操作することがメインの使い方には向かない印象です。ただブラウザを閲覧する程度のタッチ操作では、立て掛けるデバイスの種類にもよりますが不安定さは感じませんでした。

横幅はiPad Airシリーズと同じくらい。

エンターキーの面積が広いため押しやすく、モバイルキーボードの中ではキーピッチが広い範疇。キータッチは軽いながらも弾力があり、キーをタイプする感触をしっかりと味わえます。タイピングは静かで、コンパクトさからは想像できないほど快適にタイピングできる印象です。

なお国内向けにキートップをローカライズし、「カタカナ/ひらがな/ローマ字」キーを配置している点もポイントの一つです。

またキーボードの一番上の列には「ボリューム調節」や「曲送り」などをワンプッシュで操作できるホットキーを備えます。例えばiPadと組み合わせ音楽を聞きながら文章を作成しているときに、キーボード上のホットキーだけでボリューム調節や曲送りの操作ができるため便利です。ホームキーを押せばホーム画面に戻れるなど、モバイルOSでの使用に最適化されています。なおトラックパッドは備えないため、基本的には端末のタッチパネルと併用する形です。

コンパクトかつ軽量ながら本格的なキータッチを実現している本製品。スタンドの安定性が気になるものの、立てかけるデバイスにもよりますがブラウザ閲覧程度のタッチ操作ならば、倒れる心配はないでしょう。タブレットを使って文章作成をされる方におすすめしたい製品です。

Universal Mobile Keyboardは3月6日(金)国内発売予定。本体価格は7980円です(税別)。