正式発表になるまで、ユヴェントスFWカルロス・テベスはシャンパンを買うことを控えていただろう。アルゼンチン代表復帰が以前から騒がれていた同選手が、3年ぶりの復帰を果たした。ヘラルド・マルティーノ監督は11月に行われるクロアチア、ポルトガルとの国際親善試合に向け、テベスを招集メンバーリストに含めたのだ。

テベスが最後にアルゼンチン代表で戦ったのは、2011年7月17日のこと。コパ・アメリカ準々決勝でウルグアイ代表にPK戦の末に敗れた試合以来となる。このとき、テベスはPK戦でGKフェルナンド・ムスレラにPKを止められて失敗。アルゼンチンは敗れ、ウルグアイは優勝した。このときのミスが大きな代償となり、テベスは3年にわたって代表の座を失うことになったのだ。

だが、2015年のコパ・アメリカを前に、マルティーノ監督は再びテベスを代表に戻すことを決めた。11月12日にロンドンで行われるクロアチア戦と、同18日にマンチェスターで行われるポルトガル戦は、テベスにとって重要な2試合となる。

PKを失敗したコパ・アメリカを最後に代表から外れたテベスが、そのコパ・アメリカを前に代表に復帰とは、偶然のいたずらだろうか。