好きな人に告白したい……と思っても、振られるのが怖くてできない人は多くありませんか? 告白を成功させるためにはタイミングも重要です。例えば、好きな人が落ち込んでいるとき、あなたが優しい言葉をかけたら……成功する?それとも失敗する?

■自己評価が下がると、他人が良い人に見える理論

人というのは、落ち込んでいるときや失恋をしたときなど、自分に対する評価が下がります。そんな自己評価が低いときに優しくしてくれたり、自分を認めてくれたりした人に対しては、好意を抱きやすくなるという研究結果があります。

これを「好意の自尊理論」といいます。

■複雑な心理状態を突いた「好意の自尊理論」

「好意の自尊理論」とは、心理学者であるウォルスターが行った実験によって証明された理論です。この実験とは、まず実験者に性格診断を受けてもらいます。翌日結果を伝えると案内された部屋には、異性がいます。その異性があなたをデートに誘います。

異性が部屋から出たあと、性格診断結果を伝えます。この後、さっきの異性に好意を抱いてデートに行こうと考えた人は、結果が良かった人ではなく悪かった人であったという結果が出たのです。

これは、診断結果が悪いという「自己評価」が下がる事により、相対的に他人の評価が上がって見えてきます。したがって、デートに誘ってくれた相手が必要以上にステキに見えるという心理変化が起きるのだそうです。

■難しいことはともかく、チャンスは逃しちゃダメ!

この心理理論を知ったあなたは、好きな人に告白して振られたとしても、諦めるのはまだ早いです。他の人が好きだと言われたとしても、彼女がいたとしても、しばらく様子を見るのです。そして、好きな人が相手に振られたりしたときに、もう一度アタックすることで、恋が実る確率がぐんと上がるのです。

また、仕事で失敗したときなど、好きな人が凹んでいるときは優しく励ましてあげましょう。タイミングさえ間違えなければ、それだけで好きな人に振り向いてもらうことが出来るのです。

今好きな人はどんな状態ですか? もし何かに悩んでいたり、別の誰かに失恋したばかりだったりしたら、絶好のチャンスです。とびっきりの笑顔で好きな人の心を癒してあげてください。それが恋に変わる日はそう遠くないのです。