最近の100円ショップは本当に品揃えが豊富で、見て回るだけでも楽しい。筆者などは、特に用事もないのについつい足を運んでしまう。定番の商品から、「こんなものまで!」と驚くアイテムや新商品と出会えた時は格別な喜びがある。今回は、いざというときに役立つ電気・IT系のアイテムを紹介しよう。

●いざという時の電池切れでも安心の電池チェンジャー



懐中電灯はどこの家庭にもあると思うが、実際に使う機会は滅多にない。そして、いざ、停電などで使おうと思ったときに「電池切れ」。おまけに単1や単2電池などは買い置きしてない・・・。ということがデジャブのように良く起こる。まさに「オーマイガー(OH MY GOD)=なんてこった」である。

そんなときに活躍するのが「電池チェンジャー」(電池スペーサー)だ。仕組みは単純で、単3形電池を単1電池や単2電池サイズのケースに入れるだけ。例えば、電池を常備していなくても、テレビのリモコンから単3電池を取り出し、「電池チェンジャー」に装着して単1電池用の懐中電灯やラジオにセットすれば、ちゃんと使うことができる。なお、ダイソーでは、「単3形→単1形」に変換できるタイプは2個セット、「単3形→単2形」に変換できるタイプは3個セットで販売されていた。

●停電からキャンプまで省電力で新家庭の必需品LEDライト



昔ながらの懐中電灯も味はあるが、いかんせん暗いし、電池もすぐに無くってしまう。そこで、今時は省電力のLEDライトが生活には必需品だ。
100円ショップでは、このLEDライトが実に豊富に揃っているのだ。キーホルダータイプのコンパクトなものから、大きくてより明るいタイプのもの、ランタンタイプのものまで、さまざまな種類のLEDライトがある。100円で購入できるので、用途に応じて何種類か揃えておくと良いだろう。電池の種類や、電池付きか別売かなどをチェックして購入しよう。単4形電池3本を使うルームランタンとLEDライトを試してみたところ、LEDライトはかなり明るく照らせた。ランタンタイプは防水ではないので外では利用できないが、置いて使えるし、吊り下げて使うこともできる。キャンプ時にテント内の照明として使っても便利だ。

●スナック菓子を食べ残しても安心!ハンディシーラー



お菓子の袋など、ポリ袋の口を密閉する道具がシーラーだ。袋のサイズを選ばないハンディタイプのシーラーが1つあると重宝するだろう。家庭はもちろん、キャンプに持って行って余ったお菓子も、野菜類の袋なども、ハンディシーラーで密閉できる。これなら、中身がこぼれないし、鮮度を保つこともできる。今回試したのは、単3形電池2本で使えるタイプのハンディシーラーだ。0.1mmまでの厚さのビニール袋の密閉に使用できる。
試してみたところ、少々コツが必要だった。軽く抑えて1〜3秒ほど待ち、ゆっくり引いて密封する。ポリ袋の厚みにより、接着部が熱せられる時間を調整してやるのがコツだ。
筆者も最初、強い力で閉じすぎてビニールが破けてしまったが、数回チャレンジしてコツをつかんだ今では、スイスイ閉じられるようになった。これは、便利だ。

●バックの補修や壁掛けフックの取り付けからデコまで万能なグルーガン



グルーガンとは、樹脂で布や木などを接着できる道具のこと。スティック状の樹脂(グルースティック)を熱で溶かして接着剤として使う便利な道具だ。工作や手芸で使ったことのある人もいるだろうが、聞き慣れない人も多いだろう。iPhoneケースのデコレーションに使ったり、バッグやアクセサリーなどの修復に使ったりできる。
バッグのベルトやコーナーなど取れかかった場合、縫い合わせるだけでは強度が不足する。そこでグルーガンで補修すれば強度もバッチリだ。iPhoneケースにビーズでデコレーションも、グルーを付けて接着すればデコケースも簡単に作れる。
使用方法はアイデア次第といったところだが、1本持っていると、あれこれ使い道が出てくるだろう。グルーガンはコンセントにつないで使うので、グルーガンとグルースティックとで、200円で揃えられる。

●個人情報の漏洩も心配なし!目隠しスタンプ



個人情報の流出がネットでも問題になっている。レシートや領収書、通販の送付状なども、うっかり家庭のゴミとして出すと個人情報の流出になる。とはいえ、いちいち切り刻むのも手間だ。
そんな時に便利なのが、「目隠しスタンプ」だ。
このスタンプは、ランダムな文字で隠したい場所に上からスタンプするだけで判読不能にしてしまう便利なアイテム。油性インクなので、一度スタンプすれば消せないので安心だ。


●家庭で手軽にグラス加工も!ミニルーター

練習に、不要の空き瓶で試してみた。慣れると思い通りのラインを彫れる


100円ショップに並ぶ商品としては高額の600円だが、ガラスに模様を彫ったり、プラモデルの加工などに利用したり本格的な工作ができる。いざというときの利用ではないが、例えば、シンプルなガラスのコップに模様やイニシャルを入れれば、世界でたった1つしかないオリジナルのコップが完成する。100円ショップのコップで作っても、100円以上の価値のある贈り物になるだろう。なお、ミニルーターの使用には、単4形電池2本が必要だ。