遠隔操作ウイルス事件で、真犯人を名乗る人物からメールが届いていることで、ネット上でも話題になることの多い落合洋司弁護士が5月31日、ツイッター上でTBS系バラエティ番組『アッコにおまかせ!』のスタッフを痛烈に批判するという出来事があった。

落合弁護士による、『アッコにおまかせ!』批判ツイートは以下のような感じ。

「アッコにおまかせのスタッフは、実に横着で、わからないことを、自分で調べず、他人に丸投げで聞いてきて、散々説明させ、ギャラも払わず、番組でも何ら紹介せず、ばかり。俺はお前らのアシスタントじゃねーよ。馬鹿が」
「自分で調べず他人に依存し時間をとらせ利用するだけ利用してギャラも払わない方式を、アッコにおまかせ方式と命名しよう。良い子は真似しないように。(笑)」
「番組名はアッコにおまかせなのに、番組作りは他人任せでノーギャラのケチンボ、が失笑もの」

どうやら、落合弁護士は『アッコにおまかせ!』から取材協力を依頼されたものの、失礼な対応があったようだ。これ以外にも、『アッコにおまかせ!』のスタッフをなじるツイートが投稿されており、その怒りが相当なものだったことがうかがえる。

実際、テレビのスタッフは落合弁護士が言っているような失礼な対応をすることがあるのだろうか。テレビでコメントなどを提供したことがあるライターはこう話す。

「たしかに失礼な場合は少なくないです。コメントを使わないなどは普通だし、都合よく手が加えられた形で使われることもあります」

ちなみに、取材協力者に対する謝礼はどうなっているのだろうか?

「週刊誌からもよくコメント取材を受けるんですが、記事にならなかったとしても謝礼はいただけます。ボツった場合は5000円。採用されたら1万円。データをいくつか提供したら2万円。といった感じですね。『アッコにおまかせ!』がどうなのかは分かりませんが、テレビでも基本的には取材協力をすれば謝礼が出ると思います。ただ、振込先を教えていない場合なんかは、有耶無耶になることもありますけどね」

とはいえ、最近では入念に取材するスタッフも多いという。テレビ誌記者はこう話す。

「やらせの問題やコンプライアンス遵守の問題もあって、いい加減な情報を流すことはできないと考えるスタッフが増えています。識者などに取材をする際も、以前は若手の放送作家やリサーチャーを使うことも多かったんですが、最近はディレクターレベルが自分でやることも多い。

若手の作家だと、かなり適当な取材で済ましてしまうこともあるんですよ。そうなると、間違った情報をオンエアーしてしまうリスクが高い。そういったミステイクを出さないために、責任ある立場の人間が自ら取材するということが増えているんです」

テレビのスタッフだからといって、みんながみんな横着な姿勢で取材をしているというわけではないようだ。

【参照リンク】
・落合洋司 (yjochi) - Twitter
https://twitter.com/yjochi 
・TBS | アッコにおまかせ!
http://www.tbs.co.jp/akko/index_web.html