20日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、「独占密着 井端弘和 38歳」と題し、今シーズンから巨人に加入したプロ17年目・井端弘和に野球解説者・工藤公康氏が行ったインタビューの模様を伝えた。
昨年の第3回WBCでは勝負強いバッティングで活躍するも、ペナントレースは不本意な結果に。10月には右肘と右足首を手術するも、所属した中日からは「年俸2億4千万円→3000万円」という年俸減額限度額を越える大幅ダウンを言い渡され、事実上の戦力外通告を受けた。
「僕はジャイアンツに拾って頂いた。この年でまた新しいチームに行けるとも思わなかったですし、もう一花咲かせたかった」という井端は、昨年の年俸提示について「呼ばれた時点で何かあるなとは思いました。この世界は力の世界ですし、必要か必要じゃないかというのは簡単に(分かる)。16年やらせて頂いたし、最後までドラゴンズと思ってやってましたけど、もういい潮時なのかなというのは話し合いの時には頭にありました」と振り返った。
また、昨年の秋季キャンプを「最初、新聞には“井端無断欠席”って書かれて、無断欠席じゃないだろう。もう辞めてんだからって心の中では・・・」と呟くように話すと、「術後だったのでリハビリだけは毎日やってましたけど。リハビリを毎日やっていくうちに、(オファーが)どこもこないな。僕のメモリーに入ってない電話がかかってこないかなってみてましたけど」と不安を吐露。巨人からのオファーには「即答しちゃいましたね」と明かした。
そんな巨人での役割について、「自分の成績が悪くてチームが優勝しても、おもしろくないシーズンとかあるじゃないですか?自分の気持ちで一喜一憂は絶対にしない。今は自分が出なくても、出ても、どんなことをしても日本一になってやろう。チームが勝てばいい。自分は100タコでも1000タコでも自分に犠牲にするってことは惜しまずに」と語った井端は、2月20日の練習試合(対LGツインズ)において、ランナー2塁のチャンスでセカンドゴロに倒れるも試合後は「100点です」とキッパリ。「反対方向にゴロを転がす。どんな当たりでもいいからランナーを進めることしか頭になかった」とその理由を説明すると、このプレーで3塁に進んだランナーは次の犠牲フライでホームへ。井端は自己犠牲のプレーをまず一つ体現した格好となった。
PCMAX
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