そんな中で目を引くのが、あのミュージシャンで音楽プロデューサーとして知られる佐久間正英さんと親戚ということだ。彼女が幼い頃から、佐久間さんの手がけた楽曲が家族の話題に上っていたという。彼女のブログを通じてその佐久間正英プロデューサーとの共演が実現するのだが、生田絵梨花がブログで自分の思いを伝えた内容からは、真面目な性格と才能が伝わってくる。(この件については、YouTube動画『乃木坂46「生田絵梨花×佐久間正英-予告編-」』に詳しい)

佐久間正英さんはプログレッシブ・ロックの『四人囃子』やテクノポップの『プラスチックス』といったバンド活動をしながら、プロデューサーとしての手腕を発揮。『BOØWY』や『GLAY』、『くるり』など彼のプロデュースによって成功したミュージシャンは数えきれないほどだ。

そのひとつに『JUDY AND MARY』があった。生田絵梨花が今回、ピアノ演奏する楽曲に『そばかす』を選んだのは、その佐久間プロデューサーへの恩を込めようと考えたからかもしれない。彼は今、がん闘病中でありながら音楽活動を続けているのだ。

2014年3月5日に発売される佐久間正英コンピレーションアルバム『SAKUMA DROPS』に収録される新曲『Last Days』には、ピアノとコーラスで生田絵梨花も参加している。昨年の12月28日にNHK総合で放送された『ハロー・グッバイの日々〜音楽プロデューサー佐久間正英の挑戦〜』で、そのレコーディング場面が映った。

佐久間さんの影響を受けた元『JUDY AND MARY』のギタリスト・TAKUYAも参加している。彼が生田絵梨花の演奏を聴いて「ピアノうまいね」と声をかけると、隣にいた佐久間さんが「素晴らしいソリッドだね」と賛同するシーンもあった。

ピアノやボーカルでも才能を現す生田絵梨花だが、音楽面だけでなくバラエティでも頭角を見せてきた。乃木坂46では天然キャラで知られており、メンバーから“エリカ様”と呼ばれることもある。また、料理の腕に関してはあのAKB48の柏木由紀をしのぐという噂もあるほどだが、それらは彼女の人気が出ると共に明らかとなるだろう。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)