いよいよ今年も残りあとわずか。クリスマスが終われば、年の瀬と12月は公私ともに忙しいシーズンですよね。

年末ともなれば、実家に帰って年を越す方も多いと思いますが、帰省ラッシュで渋滞に悩まされる人も少なくないはず。そんな移動時間にスマホは退屈を凌ぐツールですが、気になるのがその通信環境です。

そこで今回は、高速道路でのスマホの繋がりやすさについて、これから帰省される方、必見の調査データが発表されているので、さっそくご紹介しましょう。

 

■ 高速道路でのLETの繋がりやすさはauが断トツ!?

『株式会社ブランド総合研究所』が2013年11月に「高速道路におけるスマートフォン接続状況調査」を行ったところ、各キャリア別の高速道路でのLTEの繋がりやすさと通信速度が判明。

それら調査結果によると、全路線における平均LTE捕捉率(=LTEに接続できた比率)は、auが95.8%、docomoが71.2%、SoftBankが63.6%と大きく開きがあることがわかりました。

通信速度についても、順にauが21.Mbps、docomoが15.1Mbps、SoftBankが12.8Mbpsだったことから、高速道路でのスマホの繋がりやすさはauが1番良いことがわかりました。

 

■ 地方路線になると、キャリアによって速度が極端に遅くなる!?

また、路線別にみると、繋がりやすさは1位が新東名高速道路、2位が西名阪自動車道、3位が館山自動車道、4位が伊勢自動車道、5位が東海環状自動車道だったそう。

反対に、秋田自動車道、道東自動車道、八戸自動車道は、auを除いたキャリアはLTE捕捉率と通信速度も低めだったことから、どうやら地方路線になると速度が遅くなるキャリアが目立つようですね。

 

■ エリア別!どのキャリアが繋がりやすい?

路線全体ではauが繋がりやすいとのことでしたが、エリアによってはauよりも繋がりやすいキャリアがあるようです。本調査で計測された全国の路線を各エリアに分類して、どのキャリアが一番繋がりやすいのか、以下、エリア別のLTE捕捉率と通信速度を、それぞれピックアップしてみました。

 

・北海道エリア(道東、道央)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・東北エリア(八戸、秋田、山形、東北、磐越、常磐)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・関東エリア(北関東、東関東、館山)

LTE捕捉率:docomo、au 通信速度:docomo

・北信越エリア(関越、中央、長野、上信越、北陸)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・東海エリア(東名、新東名、東海北陸、東海環状)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・関西エリア(名神、新名神、東名阪、伊勢、西名阪、阪和、舞鶴若狭、神戸淡路鳴門)

LTE捕捉率:SoftBank 通信速度:SoftBank

・中国エリア(米子、岡山、山陽、中国、瀬戸中央)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・四国エリア(瀬戸内しまなみ、徳島、松山、高松、高知)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

・九州エリア(九州、東九州、長崎、大井田、宮崎、沖縄)

LTE捕捉率:au 通信速度:au

 

上記データは、各エリアに分類される各路線のキャリアデータを足して、LTE捕捉率と通信速度が高いキャリアをランキング付けしたもの。これら計算方法だと、どうやら関東エリアはdocomo、関西エリアではSoftBankが優性のようですね。

あくまでも単純比較ですが、これから実家に帰省する方はもちろん、各エリアに住んでいる方は、これらスマホの通信環境データを参考になさってみてはいかがでしょうか。