映画『アラビアのロレンス』などで知られるアイルランド出身の俳優ピーター・オトゥールさんが現地時間14日、ロンドンの病院で死去した。享年81歳。ピーターさんの代理人によると、ピーターさんは長いこと病気を患っていたという。BBC Newsなどが報じた。

 ピーターさんは1955年にデビューし、『アラビアのロレンス』(1962)のT・E・ロレンス役で一躍脚光を浴びた俳優。本作の演技で第35回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのを皮切りに、『チップス先生さようなら』(1969)、『スタントマン』(1980)などで計8回にわたって同賞にノミネートされた。第75回アカデミー賞では名誉賞を受賞している。2012年7月には俳優引退を発表していた。(編集部・市川遥)