秋晴れの日、どこかに出かけたくなる。私は仕事で普段から出かけることが多いのだが、今日(10月12日)は仕事を少し忘れビールでも飲みながら空を眺めたいという気分になった。そこで、以前から案内がきていた「ドイツフェスティバル2013」(11〜14日、都立青山公園)に行くことにした。すると、おもしろいドイツの雑貨を見つけたのでここで紹介したい。

以前にも紹介したことがあるこの催し。基本的にドイツのビール、ソーセージ(ともに有料)を味わいながらステージの各種パフォーマンスを眺めるなどしてドイツの文化に触れ合うのが目的。会場を訪れる人の多くはやはりビール、ソーセージが目当てだろうが、よく見ると会場内にはドイツ雑貨屋さんもたくさん出店しており、ほんわか和むようなアイテムがいくつもあった。

たとえば、有名なところで言うと、ドイツの国民的人気キャラクター「Maus」のオフィシャルショップがたくさんのオレンジ色のネズミがデザインされたグッズを並べていた。ちょっとタレ目なところが何とも可愛いこのネズミ。日本で近年流行っている「ゆるキャラ」の元祖みたいな印象である。中で一番人気だったのはMausのパスケース、また被り物やエプロンなどもなかなかユニークだった。私としてはふわふわの毛が付いた鉛筆が欲しかった。う〜ん、それにしてもオレンジ色ネズミって青い空によく映えるものだ。美しい〜ネ。

もうひとつ有名なのがドイツのベルリンの歩行者信号機のマークで、交通安全のシンボル「アンペルマン」。みんなが信号を守って、事故を起こさないようにと考案されたキャラ。人が歩いているシルエットだけなのだが、これがなぜかユーモラスで世界中で人気とか。デザイン的にとてもおしゃれで、バッグ、スマホケース、ライター、ペンダントなど数多くのグッズがある。珍しいと思ったのが、金太郎飴みたいなアンペルマンのキャンディ。よく見ると、小さい粒の断面にアンペルマンの姿が描かれている。思わず食べたくなるほどカワイイ。

で、ドイツといえばメルヘンの国、「グリム童話の国からやってきたブレーメンの音楽隊」の置物を発見した。南ドイツにある小さな工房で熟練の木工職人が近隣の森から採れる天然木を加工してひとつひとつ丁寧に手作りしたという。物語に登場するロバ・イヌ・ネコ・ニワトリのそれぞれの置物がピッタリと縦に積み上がるようにできている。実際触ってみたがなるほど木のぬくもりが感じられる心落ち着くアイテムだった。お店の人の話では製造に3日間くらいかかるという。こういう手作り感あるものって大量生産品にはないぬくもりがいいんだよなぁ。アキバでよく見かける萌えキャラのフィギュアもその精巧さに感嘆するが、こうしたドイツの職人の心がこもった動物フィギュアを見ているとなんだか森の中で安らいでいるような気持ちになる。

ほかにも、クリスマスにちなんだ木彫りの人形があったり、小さな動物のぬいぐるみも見かけた。白アザラシのぬいぐるみキーホルダーが一個300円という安さだったので、思わず購入してしまった。こういうかわいいフィギュアの原点みたいな素朴なアイテムに心ひかれるんだよなぁ。動物といえば、雑貨ではなく食料品にもひとつおもしろいのがあった。ソーセージのスライスなのだが、ピンク色のクマやウサギが描かれていて、子供が喜びそうである。私もこれ食べたくなったので、その場で購入して会場内でビールのおつまみとしていただいた。美味しかったです。

異文化の催し物って必ずといっていいほど何かおもしろい発見がある。やっぱり世界は広く、まだまだ知らないことがたくさんあるのだ。ドイツフェス、ビールを飲みながら、青空の下でくつろぐ異文化交流、なかなか楽しかったです。
(羽石竜示)