北米では8月に発売されたデジカメ自作キット Bigshot が10月から国内販売されます。3つのレンズを搭載し、レンズホイールを回すことでノーマル / パノラマ / 3D(アナグリフ)の3種類の撮影モードを選択可能です。

Bigshot は約20個のパーツを組み立てるだけで300万画素のデジカメが完成する自作キット。撮影したデータは内蔵メモリーに約120枚まで記録でき、USB 接続で PC に転送可能です。また、背面の1.4型液晶ディスプレイで画像の確認もできるほか、LED フラッシュとセルフタイマーも搭載しています。

内蔵のバッテリーは USB ケーブルからの充電が可能なほか、内蔵の手回し式発電機でも充電が可能。フル充電まで回すのは困難にしても、数枚だけ追加で撮影したい場合などには効力を発揮しそうです。

3つのレンズはノーマル撮影、パノラマ撮影、3D 撮影と3つのモードに対応します。特にパノラマ撮影モードは、撮影した画像そのままでは超広角魚眼レンズで撮ったような歪んだ画像となりますが、PC に転送し専用ソフトウェアで補正をかければちゃんとしたパノラマ写真になります。もちろん補正をかけずにあえて魚眼効果を活かすのも OK です。

3D 撮影モードは、付属する赤青のメガネをかけると立体に見えるアナグリフ方式を採用。長時間見ると目がチカチカするかもしれませんが、立体視のしくみを学ぶには格好の材料となるはずです。

対象年齢は国内販売元のイコニワークスによると「8歳から108歳」。もともと教育用に開発されたものですが、トイデジカメとして大人も楽しめるものとなっています。

発売日は10月25日。通常価格は9450円。イコニワークスの直販サイトでは特別価格8400円で予約を受け付けています。

下には世界の子どもたちが Bigshot で撮影した作品動画を掲載しました。