日常の出来事を撮影し、SNSで友だちと共有――。スマホの普及に伴い、2000万画素を超えるモデルや、スマホに装着できる高級レンズが登場するなど、今やスマホのカメラ機能は、レンズ一体型のコンデジ市場を脅かすほどに著しく成長しています。フィルターやデコレーションなどカメラアプリにも様々な機能がありますが、フォトグラファー・映画監督の蜷川実花さんが監修する「cameran」で公式アカウントを務めるシンガー、デザイナーのMEGさんに、スマホのカメラ機能やタブレットの利用シーンなどについて聞きました。

――MEGさんは、現在iPhone5を使用されてますが、お仕事ではどのように活用されてますか？

MEG：仕事だと、SNSの公式アカウントをアップするのが一番多いです。ジャケットの打合せの時に「こういう色」みたいな感じで、その場で調べたりする時もあるし、レコーディングスタジオで「この時のこのボーカルのエフェクト」って説明する時もあるし。あとは、衣装のディテールを他のスタッフと共有する時に、自宅で色々と集めた資料を「iPhoto」に入れておいて、iPhoneに同期させて持って行って、その場で見たりもしています。

仕事以外で一番使うのは、「Hulu」もそうだけど、YouTubeの動画のURLを友だちと送り合ったり、写真を送り合ったり、コミュニケーションツールとして使うことが多いかなぁ。カメラとして使って写真にフィルターを掛けてるのと、料理レシピの検索も使っているし、「Amazon」とかお買い物するのにも使ってますね。仕事場の位置情報を送れたり、すごく便利だし、今は無い生活が考えられない（笑）。待ち合わせとか、今までどうしてたんだろう？電池が切れたら…ちょっと不便ですよね。

――ブログやTwitterで写真がとても印象的ですが、フィルターなどはどのように？

MEG：基本は「Instagram」を使っていて。あと「cameran」という蜷川実花さん監修のカメラアプリでも公式アカウントをさせてもらってるのでそれと。フィルターが色々と選べるし、cameranは始めて１ヶ月ぐらいで、フォロワーさんが17万人を超えていて、ちょっとびっくりしています（笑）。多分、上海とか中国とかアジアに蜷川さんのファンが多いからだと思うんですけど。インスタは割とヴィンテージっぽいというか、ナチュラルっぽい感じのフィルターが多くて、cameranはもうちょっとビビッドだったり、チョウチョとかお花を入れたり出来るから、写真を加工する作品集みたいな意味合いもあるのかなと思って、ちょっとテイストを分けてます。同じ写真でも、全然別のテイストに加工できるところがおもしろいですね。

――2〜3年前、フランスなどに行かれてた際、ブログに写真をアップされてましたが、カメラはRICOHのGRですか？

MEG：そういう時もありましたね。最近はもうカメラ自体を持って行かないことが多いです。iPhone5のカメラは素晴らしいです。スピード感もあるし。




――タブレットは使ってますか？

MEG：3Gは付いてないWi-Fiのみですけど、iPadもiPad 2もあります。「Hulu」を、iPhoneとiPadとApple TVで連動させていて、Apple TVで観てた海外ドラマを、お風呂入ろうと思った時に止めて、お風呂にiPadを持って行って、続きが観てたりします。それで、お風呂を出た後にも、まだ寝れないなと思ったら、iPhoneで続きを観始めたり、すごく便利ですね（笑）。

多分、一番長時間観るのはHuluだと思います。『ウォーキングデッド』観てたときはずっとゾンビのことばっかり考えてた（笑）。最近は『シャーロック』を元々テレビで観ていて、Huluにもあったから、もう一回観たり。海外ドラマは次々に観れちゃうから、好きですね。もちろん普通にテレビもみますけど、最近は海外ドラマやDVDは借りに行かないでHuluで観たり、ネット宅配したりアプリで済んでしまいますね。

――テザリングは使いますか？

MEG：海外に行った時とか使いますよ。宿泊先を転々とすることが多いので、その都度そのエリアのWi-Fiを時間で買って利用したりすると面倒で。そのままテザリングでiPhoneとMacBookProを連動させて、簡単なことはPCから送ったり。iPhoneは基本的に、SNSとかコミュニケーションツールと、ニュースや調べものとか情報ツールとして使ってて、“電話もできる”というのが近いかもですね。海外から日本に電話したいときなんかは、普通の電話よりも「LINE」の無料通話の方が音がすごくクリアで、声がキレイに聴こえて良いです。海外の友だちも一覧に出てくるし、LINEって海外でも使われてるんですね。

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