わざわざ会社まで足を運んで来てくださったお客様には、少しでも気分良く過ごしていただきたいですよね。ほんの少しの気配りが、お客様に感謝の気持ちを伝えます。正しい接客の仕方を覚えて、おもてなし名人になりましょう。

■エレベーターの乗り方

お客様と一緒にエレベーターに乗るときは、まずお客様に先に乗っていただき、自分は後から乗るようにしましょう。エレベーターに誰も乗っていなかった場合は、自分がまず乗って「開」ボタンを押しながらドアを押さえてお客様に乗っていただきます。そして、操作パネルの前に立ち、目的の階のボタンを押します。目的の階に着いてドアが開く際には「開」のボタンを押しながら手でドアを押さえ、先にお客様に先に降りていただきましょう。

■階段を使ってお客様をご案内する場合

階段を使ってお客様をご案内する場合は、目線がお客様より高くならないよう注意します。具体的には、上りの階段のときはお客様が先、下りの階段のときは自分が先になるようにします。横に並ぶ場合は、お客様が手すり側になるようにしましょう。「この階段を昇りきったところです」などと声をかけながら案内すると分かりやすいですね。

■お客様は入り口から一番遠い席へご案内する

お客様を室内にご案内する場合は、「上座」と呼ばれる、入り口から一番遠い席へお通しするようにしましょう。これはタクシーでもエレベーターでも同じで、一番奥が上座と覚えておくと便利です。ちなみに、室内では入り口に最も近い席、タクシーでは助手席、エレベーターでは操作パネルの前が下座となります。

■お茶はいったんサイドテーブルに置いてからお配りする

お客様にお茶をお出しするときは、お盆を持ったままではなく、いったんお盆ごとサイドテーブルに置いてからお出しするようにしましょう。サイドテーブルがない場合は、片手でお盆を持ったままお出ししてもかまいません。

■最後まできちんとご案内する

用事が済んでお客様がお帰りになられるときは、その場で「ありがとうございました」とお見送りするのではなく、きちんと最後までご案内するようにしましょう。遠方から来られたお客様の場合は、玄関までお見送りすると感謝の気持ちが伝わって喜ばれます。

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